2010.06.13 Sun
鋼の錬金術師 ＃61 神を呑みこみし者
テレビ版の 『鋼の錬金術師 ＦＵＬＬＭＥＴＡＬ ＡＬＣＨＥＭＩＳＴ』 を見ました。
（以下ネタバレです。まだご覧になっていらっしゃらない方はご注意して下さい）
見捨てし者と、対話を重ねた者
![鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST DVD 10巻 [Blu-ray] 5/26発売](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yKUk83PwL._SL160_.jpg)
（以下ネタバレです。まだご覧になっていらっしゃらない方はご注意して下さい）
見捨てし者と、対話を重ねた者
今回のお話はフラスコの中の小人が、日蝕とアメストリス国民全員の命を利用にして、彼の望むものを手に入れたその後が描かれておりました。この事態に対抗すべくホーエンハイム氏は、自身の身体に宿るクセルクセスの民の魂達に語り掛け、ホムンクルスの親玉が「国土錬成陣を発動」させた折に、それを無効化させるべく仲間達を大地に少しずつ解き放ち待機させていたのですね……。
【 今日のツボ 】
・ まるで映画を見ているかのような始まり方でしたｖｖ
・ ラストに向けて、一分一秒をも惜しんで描写をしているといった感じでしたよね（*＾＾*）
・ 「発動させる鍵」は、錬金術を信仰によって否定していた、イシュバールの民であるスカー
・ 自身の中でも憎しみと無縁では無いのに、全てを飲み込んでアメストリスの人たちを助けた彼
・ 神にも等しい状態になったにも関わらず、最初から「完璧」ではなく、状態に異変が生じているホムンクルスの長
・ フラスコの中の小人（もとい「お父様」）が、傷付く息子を省みず行動した事を指摘した際に見せた、プライドの動揺描写
・ 傷付いた入れ物を何とかすべく、それまで侮っていた人間に縋ろうとした様を見て、美しくないとして一刀両断したラースの中の魂となったキンブリー
・ あると良いなと思った描写がちゃんと見れて、大満足ですよｖｖ
・ 一片の塵すら残さずにこの世から消えたプライド（セリム）と、その仮の父であるラース（キング・ブラッドレイ）の死に様の対比場面
ブラッドレイは、自分を祖父の仇と見なしているランファンに対しても、余裕を見せ付けた（満足の行く人生を送ったと述懐出来るほど）満足の行くお顔であの世に旅立った（死体もちゃんと普通の人と同様にある）のに対して、仮の父親とはいえ末弟であるラースや人間を最後まで軽く見ていたセリムが、エドの渾身の一撃で崩れる（しかもその際に義理の両親を思い浮かべる）とは、意外過ぎました。
母上も夫から自分の選んだ者なので、優しい言葉は要らない（大総統の妻たるもの、覚悟は決めている筈）と云われておりましたし、血の繋がらない自分に対しても、車に轢かれそうになった際に身を挺して護ろうとした事の印象って、やはり危機的な状況でも思い出される物なのかも知れませんね。他人の命を糧に今まで生きて来たプライドと、驚異的な力を手に入れたとはいえ、普通の人と同じように老いて行くラースとの違いが、『この世に生きた証』 が残せるのか？という形で判りやすく提示された事も印象深かったです。
あと強制的に目を封じられたとはいえ、未だ戦う意志が残っているロイ・マスタング大佐が、自分の半身とも云うべきリザ・ホークアイ中尉を伴って何をして下さるのか、次回もますます楽しみです。
【 お勧めグッズ 】
■ ＤＶＤ
・ 6/23発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 11巻 （Blu-ray）
（DVD 11巻） 第39～42話
・ 7/21発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 12巻 （Blu-ray）
（DVD 12巻） 第43～46話
・ 8/25発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 13巻 （Blu-ray）
（DVD 13巻） 第47～50話
・ 9/22発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 14巻 （Blu-ray）
（DVD 14巻） 第51～54話
・ 10/27発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 15巻 （Blu-ray）
（DVD 15巻） 第55～58話
・ 11/24発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 16巻 （Blu-ray）
（DVD 16巻） 第59～63話
■ 音楽
・ 7/28発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST
・ 7/7発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST Original Soundtrack 03
【 今日のツボ 】
・ まるで映画を見ているかのような始まり方でしたｖｖ
・ ラストに向けて、一分一秒をも惜しんで描写をしているといった感じでしたよね（*＾＾*）
・ 「発動させる鍵」は、錬金術を信仰によって否定していた、イシュバールの民であるスカー
・ 自身の中でも憎しみと無縁では無いのに、全てを飲み込んでアメストリスの人たちを助けた彼
・ 神にも等しい状態になったにも関わらず、最初から「完璧」ではなく、状態に異変が生じているホムンクルスの長
・ フラスコの中の小人（もとい「お父様」）が、傷付く息子を省みず行動した事を指摘した際に見せた、プライドの動揺描写
・ 傷付いた入れ物を何とかすべく、それまで侮っていた人間に縋ろうとした様を見て、美しくないとして一刀両断したラースの中の魂となったキンブリー
・ あると良いなと思った描写がちゃんと見れて、大満足ですよｖｖ
・ 一片の塵すら残さずにこの世から消えたプライド（セリム）と、その仮の父であるラース（キング・ブラッドレイ）の死に様の対比場面
ブラッドレイは、自分を祖父の仇と見なしているランファンに対しても、余裕を見せ付けた（満足の行く人生を送ったと述懐出来るほど）満足の行くお顔であの世に旅立った（死体もちゃんと普通の人と同様にある）のに対して、仮の父親とはいえ末弟であるラースや人間を最後まで軽く見ていたセリムが、エドの渾身の一撃で崩れる（しかもその際に義理の両親を思い浮かべる）とは、意外過ぎました。
母上も夫から自分の選んだ者なので、優しい言葉は要らない（大総統の妻たるもの、覚悟は決めている筈）と云われておりましたし、血の繋がらない自分に対しても、車に轢かれそうになった際に身を挺して護ろうとした事の印象って、やはり危機的な状況でも思い出される物なのかも知れませんね。他人の命を糧に今まで生きて来たプライドと、驚異的な力を手に入れたとはいえ、普通の人と同じように老いて行くラースとの違いが、『この世に生きた証』 が残せるのか？という形で判りやすく提示された事も印象深かったです。
あと強制的に目を封じられたとはいえ、未だ戦う意志が残っているロイ・マスタング大佐が、自分の半身とも云うべきリザ・ホークアイ中尉を伴って何をして下さるのか、次回もますます楽しみです。
【 お勧めグッズ 】
■ ＤＶＤ
・ 6/23発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 11巻 （Blu-ray）
（DVD 11巻） 第39～42話
・ 7/21発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 12巻 （Blu-ray）
（DVD 12巻） 第43～46話
・ 8/25発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 13巻 （Blu-ray）
（DVD 13巻） 第47～50話
・ 9/22発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 14巻 （Blu-ray）
（DVD 14巻） 第51～54話
・ 10/27発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 15巻 （Blu-ray）
（DVD 15巻） 第55～58話
・ 11/24発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 16巻 （Blu-ray）
（DVD 16巻） 第59～63話
■ 音楽
・ 7/28発売 New!
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST
・ 7/7発売
・ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST Original Soundtrack 03
